ハンドルを握るなら防衛運転を

ドライバーが心がけしなければいけない防衛運転とは

防衛運転という言葉を理解しているでしょうか。
ドライバーであれば誰もが理解しておかなければいけない言葉ですが、はっきりと認識していない人が多くいます。
交通事故の被害を最小限に抑えるためにも大事な心構えとなるため理解を深めなければいけません。

防衛運転とはあらゆる事故から守ることが目的です。
自分だけではありません。
巻き込まれてしまう被害者に対しても防衛運転は有効な方法となります。

交通事故の大前提として自分が被害者になるとは限りません。
いつ加害者になるかもわからないのです。
もらい事故になるケースもあるでしょう。
だからこそ被害は最小限に抑える努力が必要となります。

自己の意識の部分での運転

防衛運転の一つのポイントになるのが、自分の意識の部分です。
安全運転を心がけることが大切ですが、事故を起こさないためにはどのような運転をしなければいけないのか常に考える必要があります。

例えば風邪を引いて調子が悪かった時、車の運転を控えようと思うのは当然の行動です。
正常な判断ができない可能性が高いためで、運転するだけでもリスクが高まります。
道路交通法でも禁止されている状態なのを理解しなければいけません。

花粉症で悩んでいる人も多いでしょう。
日本人の国民病とも言われて久しく、誰でも悩みとして抱える可能性を持っています。
花粉症の薬を飲んだ場合眠くなることがあるはずです。
もちろん眠くならない薬も手に入るようになりましたが、市販薬では注意されていることはよくあります。
それなのにも関わらず服用して運転すれば危険な状態になるのは誰でもわかるでしょ。
こうした行動を控えることが防衛運転の基礎となるのです。

技術の面での防衛運転

防衛運転のもう一つの考え方が運転の技術です。
例えば急発進急ブレーキはしないというのは、安全運転の基本となります。
ところが技術が未熟な場合には、このような状況が出来上がってしまう可能性があるのです。
急発進急ブレーキをしないでも、雨の日などに急ブレーキを踏んで止まらず交通事故につながるケースがあるでしょう。
運転技術がしっかりしているドライバーであれば、雨の日は車が止まりにくいことを理解してスピードを出しません。
視界が悪いことにも注意し安全運転を心がけていくはずです。

免許を取っているから大丈夫ということはありません。
防衛運転に心がけ自分の技術を磨くようにする必要もあるでしょう。
車の性能が上がったとしても、運転するのはドライバーひとりひとりです。
どのような安全装備が付いていてもドライバーの意識が低ければ交通事故につながるため、改めて防衛運転という事を考え直してみる必要があります。