油断と交通事故の関係

誰でもあり得る油断

交通事故対策として重要なことは、車の性能などよりも、ドライバーの安全意識です。
安全に運転する意識を持っていなければ、無謀な運転で交通事故を起こすケースが出てきます。
油断というのも、安全意識にかかわる部分といえるでしょう。
普段は知っている道路はいかに危険なものなのか、その危険を回避するためにどうしたらいいのか考えなければいけません。

油断という意味で起こる事故には、いろいろなケースがあります。
安全だから、自分は大丈夫だからと思ったりしたとき、ひやっとするケースは誰にでもあるでしょう。
この意識を変えていくことが、交通事故を減らすポイントになるのです。

油断と交通事故

油断が引き起こす事故として、わき見運転があります。
わき見運転といっても横を向いているわけではありません。
ラジオを切り替えたり、エアコンの温度設定をいじったりするのもわき見運転です。
正面からわずかでも目を離し、運転していることはわき見運転です。
信号もないから大丈夫、周りに危険がなさそうだから大丈夫。
すべて思い込みでしかありません。

例えば助手席に置いた荷物をとろうとするだけで、危険があるかもしれません。
足元に落とした小銭を拾おうとして、ハンドル操作を

では、本当に大丈夫かといえば、そのような確証はないはずです。
見えない位置から飛び出してくるかもしれません。
道路がうねっており、車が跳ねるかもしれないでしょう。
もしかしたら、いきなりパンクして車がまっすぐ走れなくなるかもしれないのです。
このような可能性は常にあることを理解して運転する必要があるのです。

もらい事故も注意していれば回避できたかも

交通事故のすべてが相手が悪いとは限りません。
自分が気が付いていたら、回避できた交通事故も存在します。
もちろん、相手にも原因がありますが、自分にも原因があるケースがよくあるのです。

交通事故の中でも貰い事故と呼ばれる部類ですが、相手がなにか問題のある行動をしていたとします。
中央線をまたいで走ってきたり、不注意で飛び出したりするケースがあるでしょう。
相手の行動に問題がありますが、それを見落としていなければ回避できる可能性があります。
飛び出してきたとしても、こちらがブレーキを踏んで衝突を回避していたら、交通事故にはなりません。
ほんの少しよそ見をして、相手の行動を見逃してしまったらどうでしょうか。
当然事故につながりますが、相手の行動だけではなく、自分が見落としたという事実も重なるのです。
その状況を見逃してしまう状況こそが、交通事故につながったといえるでしょう。

いかに注意していても避けられない交通事故もあります。
しかし、注意力を失わず、よそ見をしなければ避けられる交通事故は多数あります。
ドライバーならだれでもできることになるため、普段から注意力を失わない運転が必要といえるのです。